ごめんなさい、デザインの話しを書き漏らしました

  1. Mac
あなたにとってアップル社のイメージは?
CNet Japanの記事「Mac OS XもWindowsも動く!Boot CampでMacのシェアは伸びる?」によれば、インテルMacでWindowsも利用可能にするBoot Campが登場したことで「Macを購入の選択しに入れてもよい」人が49.4%、「Macを購入したいまたはする予定だ」の人が5%いるそうです。
で、その理由ですが、71.1%の人が「デザインが優れていてかっこいい、かわいい」と答えているそうです。

昨日、ようやく発売となった「アップルコンフィデンシャル2.5J」(上下巻あります)には、この大事な「アップルデザイン」について語られていません
(そちら方面に興味がある方はポール・クンケル著であの大谷和利さんが翻訳されている「アップルデザイン−―アップルインダストリアルデザイングループの軌跡」を買ってください(良書です)。

Accover

ただし、この本を読んでいただければ、アップルには工業デザインやiPod、まだパソコンユーザーの5%しかその良さを知らない「Mac OS X」以外にも、これだけ語るべきことがあることがわかっていただけるかもしれません。
 また製品の工業デザインだけでなく、製品の作り方や売り方ひとつをとっても非常にユニークな会社であることも分かっていただけるかもしれません。

 ぜひMacに詳しい方だけでなく、Boot Campの登場で、「最近、ちょっとMacに興味がわいてきた方」もMacそのものには興味がないけれど、アップル社のマーケティング戦略、ブランド戦略に興味がある方も手に取ってみてください。
 もちろん、アップルやMac、iPodが好きな方々にもぜひ読んでいただければと思います。
 かなりのMac好きな方でも、知らないエピソードがいくつかはあると思います。例えばOpenDocの最後の最後に行なわれたComponent 100のパーティーや(アップル製ではないですが)Cyberdog 3.0の開発計画などは本邦初公開ではないでしょうか。

 実は私もイタリア旅行から帰ってきて3日前にはじめて実物を手にしたのですが装丁家、鈴木成一氏が表紙をはじめ、文のレイアウトまですべて行なってくれました。
 光の反射で色の変化を楽しめる表紙には、MacBook Proのネームプレートのような鏡面仕上げ(!?)で英語のタイトルとクレジットが刻まれています。持ったときの感触もやわらかで心地がいい。
ちょっと手前味噌になりますが、この表紙、シンプルながら、なかなか深みがあって眺めていても、触っていても楽しめます。

というわけで、まるっきりの宣伝エントリーでした。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年04月28日 | Permalink

1週間半、イタリアに行ってきます

4月にイタリアというと「ミラノサローネ?」と聞かれそうですが、そうではありません。
ミラノに住んでいる妹の結婚式です。
「サローネ」の時期にしてくれと頼んだのに、1週間ほどずれてしまいました。
せっかくの機会なので、ミラノ、ベニス、フィレンツェの3都市を巡ります。
大学時代から貯めていたホテル系のマイルがあったので、
ベニスとフィレンツェではちょっといい宿に泊まる予定(ちょっと楽しみです)

というわけで、この旅行にあわせていろいろ全速力でしあげてきました。
びっくりしたことに、今、これからあと1本だけ原稿をしあげれば、この仕事を始めて以来、もしかしたら16年ぶりくらいのストレスフリーの日々を迎えることになるかも!
(送らなければならないメールと、請求書と、企画書のことはこの際、忘れさせてください。帰国後やります ;-) )

というわけで、私がいなくて寂しい方(!?)は、ぜひとも、私の最近のWebの記事や、友人のWebサイト、ショップサイトを訪問してください。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年04月16日 | Permalink

Windowsユーザーにも勧めたい

  1. Mac
今月はなんだかいろいろと忙しくほとんどブログを更新できていません。月はじめから書こう書こうと思っていて、ついにこんなタイミングになってしまいました。

パソコンメーカーの方やソフト開発をしている方々は、Macを使う使わないに関わらず、ぜひ、今週の火曜日まで発売中の月刊MacPeople 4月号(表紙がMacBook Proの号)を立ち読みしてみてください(水曜日以降はバックナンバーを入手するしか読む手段がなくなってしまうので...)

実は特別対談として、元マイクロソフト会長の古川享さんと元インテル会長の西岡郁夫さんの対談記事が載っています。モデレーターと話しの構成、執筆は私がやらせてもらいました。

 記事のタイトルこそ「アップル社への提言」となっていますが、今日のパソコン業界(ソフト/ハード共)に対しての示唆に富んだ内容になっていると思います。

 これまでこのブログで、自分が書いた雑誌記事や書籍について、必要以上には宣伝しないようにしていたのですが(一時、たまに宣伝しいましたが)、この記事をあえて宣伝してしまうのは、Mac雑誌だからということで立ち読みするしないかもしれないWindowsよりの方で、パソコン製造やソフト開発に関わっている方々にこの記事を(立ち読みでいいから)目を向けて欲しかったからです。

 某半導体大手の社内ミーティングでもこの記事が紹介されたと聞いております。いろいろなブログでも取り上げていただいているようです:
technoratiサーチ

いずれこの記事の一部だけでもWebにあげてもらって、皆が自由に読めるようになるといいのですが...

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年03月26日 | Permalink

Origamiは新世代のPDA?

まだまだ仕事は一段落しないが、休憩時間に勢いに任せて記事を書いてみる。

マイクロソフトのOrigami(インテル社がいうところのUltra Mobile PC)にはちょっと期待をよせている。
Intel UMPC

気がつくとNewtonはなくなり、Newton後に人気が出てきたPalm OS機もすっかり衰退してしまった。オアシスポケットも消え、モバイルギアも販売終了となっている。
 日本では携帯ビジネスのしくみの違いからスマートフォンもなかなか普及していない。

そうなるとW-ZERO3や、その他のハンドヘルドPCが数少ない選択肢になってしまうが、こちらもなんだかピンと来ない。もっと選択肢があったらいいのに...

 最近では公衆無線LAN環境も増え、出先でメールチェックやWebブラウジングをしたり、ブログを更新したりとモバイル通信へのニーズはこれまでになく高まっている。
 それにも関わらず、 一時はあれだけいろいろな種類があったPDAがすっかり勢いをなくして姿を見せなくなったのは寂しい限りだ。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年03月14日 | Permalink

テレビケータイ戦争

ここ数週間忙しく、下書きのまま完成していなかったブログ記事がいくつがあった。これはその1つ。
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米クアルコム社がついにMediaFLOをスタートさせる。

CNet Japan:「手のひらテレビ日米戦争 クアルコム、携帯向け放送で上陸へ

MediaFLOは、ちょっと「think different」したデジタル放送だ:
Tech-On!:「テレビの使いやすさにデジタル通信の『ひねり』 06年開始を目指す携帯向け放送技術MediaFLO

放送波+デジタル携帯電話のネットワークの組み合わせで「今日のテレビの置き換えを目指すのではなく,テレビや映画に付け加わる第3のスクリーンを目指す」(Rob Chandhok氏)。

QVGA画質(320x240ドット)、30フレーム/秒の高品質映像を20チャンネル分の放送に加え、空いた帯域や時間帯を使って「Clip casting」と呼ばれる,蓄積型コンテンツを1日最大合計80本または800分まで配信したり、携帯電話網のデジタル通信を使ってスクランブル放送の鍵をやり取りしたり、番組中からインターネット情報へのシームレスなリンクを用意したり、待ち受け画面に,その日の天気や最新株価といったライブ情報を表示するプッシュ型情報サービスを提供したりといった具合だ。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年03月03日 | Permalink