脱家庭用コンセントへの一歩
Tokyo Designers Weekを駆け足で回ってきましたが、実は期待していたコンテナ展が少しパワーダウンしていてがっかりした。お台場でやっていた一昨年はかなり楽しかったんだけれど、昨年、絵画館前に移動してから数が減り、ルールが歪められてきた。
貨物コンテナという限られた空間をどう生かすか、という制約の中での工夫が楽しかったと思うのだけれど、気がつくとこんな感じでコンテナを3つつなげちゃっているところがあったり、外に向けて拡張しちゃっているところがあったりと、かなりルールが緩くなってきている。
とはいえ、要は中身でおもしろいコンテナはやっぱりおもしろい。
いくつかおもしろい展示をまとめて、CNet Japanさんに掲載していただきました。
「デジタル家電の近未来デザインとは」
個人的に毎年、楽しみなのがコンセプトPCなどの展示で毎年出展し続けている富士通。
今年はPlayful 3A Projectというプロジェクトでつくられたプロトタイプが展示されていました。
どんな展示かは実物を見てのお楽しみ。
一方、もう1つ、これはすごいと思ってしまったのがサンヨー電気の「eneloop」系の展示。
同社のコンテナでは「Think GAIA」を合い言葉に、同社が掲げる「eneloop universe」の製品群を展示していた。eneloopはご存知、繰り返し使える充電池と気軽に使える乾電池の良さをイイトコ取りした製品で、今年の「グッドデザイン」賞も受賞している。
でも、それだけに止まらず、その先のビジョンもあったんですね。
その先のビジョンというのが「eneloop universe」。
太陽電池で充電できる「SOLAR BATTERY CHARGER」を使って、コンセントに頼らずに電気を蓄えることができるのが、なんとも素晴らしい。
写真はCNetの記事参照
大量生産、大量消費というと、工業製品のことばかりが頭に浮かぶけれど、実はそうしてつくられた工業製品の多くが購入され、開封されると、今度は家庭用コンセントも大量消費している。
今や、そのあたりをよほど意識してセーブしている家でもない限り、「どの部屋のコンセントもたこ足状態」なんてことになっているんじゃないだろうか。
ところで、この「SOLAR BATTERY CHARGER」、実はもう1つ感動した点がある。
実は電力の外部出力端子としてUSBポートを備えているのだ。
として、太陽電池を使った充電器はいいけれど、その先がUSB端子、というのがなんとも素晴らしい。