今年のキーワード:relevancy


IT業界、今年の一番重要なキーワードは「relevancy」(つまり、自分にとっての関連性、重要性)だと思っています。

(やや直感にそう感じています)。


「インターネットマガジン」最新号向けに取材したYahoo!でも良い検索サービスの条件4つのうちの1つとして「relevancy」を揚げていました。しかし、このキーワードが重要なのは何も汎用の検索サービスだけではないと思います。


例えば最近、RSSリーダー。

これもしばらくチェックしていないと、すぐに未読エントリー数が3桁台になってしまって、とても読む気がなくなってしまいます。

今年はRSSリーダーに登録された全サイト、全未読記事の中から特に自分にとって興味深いエントリー上位10件だけを表示といった機能が追加されてもいいのではないでしょうか。Mac OS Xには、記事の類似性などを検証するツールがちゃんと用意されています。


同様に私を苦しめているメールにしても、これまでは迷惑メールと思われるものをfiltering outしていましたが、これからの時代は自分にとってもっとも重要なメール上位数件だけをfiltering inするアプローチがあってもいいと思っています。


考えてみれば今年リリース予定のTigerで目玉になっているSpotloghtも、このrelevancyを追求する機能と言えるかもしれません。


前からよく書いているのですが、人間が1日に処理できる情報の量にはかぎりがあると思います。

ここ数年のメール急増や、昨年から爆発的に広まったBLOG、SNSで、身の回りの情報量は、我々個人個人が処理できる情報量を軽く上回ってしまった気がします。


人類誕生から1950年頃までの人間の数と、1950年から2000年頃までの総人口って実は同じくらいだそうです(人類の歴史は決してそれほど短くありませんが、農業革命やら産業革命が起きるまではかなり低い数で推移しており、産業革命以後に指数関数的増加が始まったそうです)。


それと同時に、グーテンベルグの時代から印刷されてきた活字の量も、そろそろインターネット上につくられたテキストの量によって陵駕されようとしているのではないでしょうか?(ここいらへんのデーターってどこかにないのかな...)



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2005年01月07日 | Permalink

ヒトとパソコンとの距離感を考えたお正月でした


この年末年始は、久々にMacからちょっと距離を置いてしまいました。


まあ、お正月くらい、家族との時間をのんびりすごしたり、新春深夜映画にハマったり、買ったまま見ていなかったDVDを見たりしたかったのもあるのですが、それ以上に十数時間おきにMacを覗き込むと、そこには「SPAMフィルタから漏れた数十から百数十通のメール」、「それをひとつひとつ手動で選んで仕分けしなければならないというノルマ」が待っているわけで、これは拷問でしかありません。


既に昨年、後半の中頃からメールソフトは楽しみよりも苦痛の方が大きくなってきたわけで、コミュニケーションツールとしてはチャット/メッセンジャーソフトの方が主になりつつあったのですが、お正月にはこのメールの苦痛に耐えきれず、Macと必要以上に距離を置いてしまいました(最近、SPAMフィルターで間違って仕分けされ見逃すメールも多いので、私からの返事がなく不審に思った人は必ずタイトルをかえるなどして数回メールを送ってみて下さい)


さらにそこから飛び火してパソコンとユーザーとの気持ちいい距離感、かっこいい距離感ってどんなものなんだろうと(実はこれはインプレスのdesktopあたりが探っていたテーマでもあると思うのですが)じっくり考えていました。


今年はこれをテーマにした仕事をひとつ展開していこうと思っています。



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2005年01月07日 | Permalink

新春Blogディナー


一昨日は毎月恒例のblogディナーでした。

Six Apart(Type Pad)の方3名に加え、今回はココログの方も3名、ブログ人の方も2名、エキサイトBlogの方2名、So-net Blog1名そして今回、Six Apartのもう1つのライセンス先としてビジネスBLOG/イントラBLOG系サービスを展開している日立のBOXER Groupの方も参加、なんだかすごいことになってきました。これ以外にも元Zope Japanの方やTV東京の方、そして常連の常連のBlogPeopleのモダシンさんやその他有名BLOGの面々(ひとくくりにしてスミマセン)が勢揃い。「年明けすぐだし、今回は5人くらいになりそう。たまにはひっそりと」という主催者側の意に反し、またしても30人超の集まりとなりました。


恒例となったプレゼンテーション・タイムでは、各人が自分のサービス、自分のBLOGについてアピール。



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2005年01月07日 | Permalink

お正月テレビ番組TOP 3

正月三が日も三日目にしてようやく年賀状が完成、夕方になってようやく投函してきました。
年にほぼ1度しか使わないプリンターのEPSON PM-900C(ブラザー複合機は予備インクが切れていたので使わず)は写真画質のはずなのにどう頑張ってもかすれかすれの印刷。i-love-epsonのサイトを見ても、今やサポート情報もあまり載っていませんでした

さて、怠惰なお正月も昨日まで、今日からは少しづつまともな生活に戻すつもりですが、その前に怠惰なお正月に観てよかったお気に入り番組のBEST 3で、しばらく書いていなかったBLOGに体を慣らそうと思います。

ということで、お正月、あなたがお気に入りのテレビ番組はなんでしたか?

お正月というとバラエティー番組だらけだけれど、私はどうもそちらの方は食傷気味

好きなチャンネルは最近悪評高いNHKとBS Asahi(このチャンネルは最近、本当におもしろい)、TOKYO MX TVとTVK(テレビ神奈川)、おまけにコーヒーを飲むと眠くなると言う特異体質な私なので皆さんの好みとは違うかも知れないけれど、それでも以下の3番組はぜひ再放送があれば見て欲しいオススメ!(特に上の2つ)


  1. “考え方”が動き出す「佐藤雅彦研究室のアニメーション・スタディ」
    (1月3日、後10・30〜11・30、地上デジタル NHK E、地上波 NHK教育、[出演]ピーター・バラカン)


    慶応大学佐藤雅彦研究室で製作しているアニメーション作品ーーこれが実になんともおもしろい。
    数学的「概念」やヒトの脳のしくみを意識してつくられていて、
    まったくランダムな(多数の)点の動きの中から字や絵が浮かび上がってくるものがあったり
    ちょっとわかりにくい概念がすっと頭に入ってしまったり...
    なんだか、今後の教材づくりとかにも大きな影響を与えそう

    番組ではこのアニメーションが脳にどのような影響を与えているかなども検証

    ぜひ再放送して欲しい番組!



  2. 新春対談・田原総一朗新春熱論スペシャル「日本、パリ、小説家岸恵子の終わりなき女優人生」
    (1月2日(日) 10:00-11:55AM、BS Asahi、[出]田原総一朗)

    再放送:1月8日22時


    岸恵子さん(と田原さんが)女優人生を振り返りながら、映画界の様子や、日本の政治家のだらしなさ、教育、親と子供の隔絶や距離など、岸さんの著書などいろいろな話題をとりあげる。政治家や政治家まわりのマスコミの癒着、仏大統領や日本の首相で誰がスピーチがうまかったかだとかそういった問題などの問題も鋭い視点、忌憚ない意見がなんともおもしろい。岸さんのきれいさもさることながら、洞察の鋭さ、頭の回転のはやさにはとにかく驚かされる。対談をしているお屋敷の中庭もなかなかきれい!?



  3. 戦後60年新春特別企画 ビートたけしの陰謀のシナリオ !! 日本を震撼させた戦後7大事件はアメリカの陰謀 !? スペシャル
    ((1月2日(日) テレビ朝日18:30-20:54)


    最後にバラエティー(!?)番組もひとつだけ。実は上の2本も含め、この番組もすべて途中から途中まで、他のことをしながらしか観ていないのですが、この番組では田中角栄ロッキード事件の裏にあった陰謀を紹介していました。角栄は中国からのエネルギー供給を受け、アメリカからの完全自立を目指していた。
     しかし、これが日本を極東の重要な軍事拠点と見ている米政府から警戒され(実際にそれを指摘した内部文書も番組で紹介)、角栄失脚のひきがねをひく記事が文藝春秋に載る。その後、首相を辞任した後も実は角栄が当時の政府に大きな影響を与えていることがわかると、米政府がロッキード事件をしかけるという内容で、実際に番組では誰だったかがキッシンジャーに「ロッキード事件をしかけたのはあなたでしょう」と聞いたら、笑ってそれを認めた、という証言だったかも飛び出ていた。これ有名な陰謀説らしいけれど、政治にあまり関心がないので知りませんでした...




投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2005年01月04日 | Permalink

A HAPPY NEW YEAR!


迎春、

新年あけましておめでとうございます


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実家(@車で15分)にて


今晩遅くに帰宅したら年賀状をつくりはじめます


奥沢神社の初詣ついでに、「迎茶」で迎春してこようかな...



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2005年01月02日 | Permalink