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March 28, 2004

Summer Time

at a bar

今日からSummerTimeになったロンドンは、早くも午後8時近くまでうっすら明るかったりする。いい季節になってまいりました。
もっとも今日は曇りだったけど……。

午前中に洗濯を済ませたあと、先日購入した「Typography 3-4」をめくりつつまた寝てしまった。先週の今日は高熱で床に伏していたのだが、実際は全然眠れずただ横になっていただけだったので、今日はかなーり惰眠を貪ったかたちだ。

その後TVをつけたらたまたまやっていた映画を見る。タイトルもわからないのだけれど、限りなくドキュメンタリーっぽい作りの亡命映画だった。最初の方を見ていないので、主人公の男の子がどこから来たのかわからなかったのだが(アフガン?とにかく中東)、最終的にロンドンに辿り着く。
道中道連れになる他の亡命者たちは、志半ばで精神に狂いが生じたり、いっしょに来たお兄ちゃんもようやく辿り着いたはずのヨーロッパ(イタリアだったと思う)で死んでしまう(たぶん死んだのだと思う)。そこから走って逃げるしかなかった少年は、盗んだ金でフランスへ渡り、国境付近の移民キャンプで知り合った男とイギリスへ。

その映画の途中で、首謀者だったはずのお兄ちゃんが言う。「アメリカへ。まずロンドンに出て、それからアメリカへ」
他の亡命者も多かれ少なかれアメリカへ という気持ちなのではなかったか。
彼らの中に、なにがしかのアメリカン・ドリームがあるのかはわからないが、とにかくアメリカを目指すのはナンなのだろう?
すでに、夢を見られるような国ではないと思うのだけれど……。
いま、そんな国はどこにもない。
そう思うと、なんだか暗〜い気持ちになってきた。

ホワイトチャペルあたりのストリートマーケットを闊歩するシーンのあと、実際主人公の男の子(または、モデルとなった少年)が、映画作成時点でロンドンで暮らしていて、彼が18になるまでにイギリスを出て行かなければならない境遇にある旨のテロップが最後に流れる。
フランスやオランダがそうであるように、イギリスもアサイラム・シーカーの問題は深刻だ。EU加盟国が増えれば、失業者(求職者)の流入もそれだけ増えることになるわけで、今後こうした問題が今まで以上に重要視されていくだろう。
ワシのようなどうでもいい人間が、幸運にもイギリスで職を得ることもそんなに容易ではなくなるだろう。

国境はますます高い壁になってしまうのだろうか。

あの少年は、二度と祖国に帰らないのだろうか。

生まれて来たこと
生きていくこと
死んでいくこと

永遠の命題

Posted by yuki at March 28, 2004 10:12 PM | TrackBack
comments

お、MTの方でも時間をサマータイム(GMT +1)に設定しなきゃならんのだったっけ? 去年それやったら、その後自動的にサマータイムになってしまって+2時間になっちゃったんだよなー。どういうタイミングでサマータイムになっているんだろう……

posted by: yum at March 28, 2004 10:17 PM

これでどうだ。+1になったかの? (ひとりテスト状態)

posted by: yum at March 29, 2004 12:03 AM

ゆっくり休めたかい。
さて、こちらは月曜の朝。
ぼちぼちがんばるとするかの。

posted by: yo at March 29, 2004 12:24 AM

ワシらの世代の「ビバアメリカ」は、やっぱり、
トム&ジェリーやサマンサでしょう。
キッチンにある夢のような電気機器や
充実した冷蔵庫の中身に憧れたものです。
知らぬうちに「いつかはアメリカ」感が刷り込まれたようですな。
金閣寺の情報を聞いただけでマルコ・ポーロが金の国と勘違いしたように
やはり幼少から刷り込まれた情報は後の人生に大きな影響をもたらす
ようで、子供の教育にも気をつけねばと、ちょっと憂いてみた。

posted by: miu at March 29, 2004 02:33 AM

アメリカって、何だかんだ言いながらも、移民がひっきりなしにやってきて、どんどん居住を始めていますねえ。強制送還されるのもいるけれど、うまくいけばグリーンカードも貰えて、不法滞在も見逃してくれるし。最近のアメリカはトップがバカ過ぎるけれど、時々fotolog等で見る反戦デモなんぞを見ると、まだまだ捨てたもんじゃないなあとも思います。
その映画見たいなあ。何となくケン・ローチ風の作風ですなあ。ケン・ローチ愛してます。

posted by: atcy at March 29, 2004 04:59 AM

atcy : とりいそぎ。
映画のディテイルをば。
Title: In This World
Director: Michael Winterbottom
2002
ベルリン映画祭で金熊賞を受賞しているようです。

タイトル見て思い出したのですが、London Film Fes'でもやってたなぁ。
見たかった映画のひとつだったはず。
少年は、実際にパキスタンの難民キャンプにいた少年を起用したとか。

miu: そういう意味ではワシにもスリ込みあるな。アメリカン・ドリーム。
実家が横浜なので、子供の頃は本牧あたりの
広い庭に平屋の一軒家の米軍住宅が憧れだったわー。

posted by: yum at March 29, 2004 06:52 AM

アメリカへの憧れはおいらの親の世代が刷り込んでくれたように思いますの。
親父たちの世代は幼少の頃第二次世界大戦終了>アメリカの豊かさを目の当たりにした>アメリカに追いつけ追い越せ…
確かにアメリカというだだっ広い多民族国家の底力は今でも衰えてないと思うけど、東洋のちっこい島国も捨てたモンじゃない(けど今の若造がこの国を背負っていけるか心配)と思う今日この頃なのです。

posted by: らいだ(六弦) at March 29, 2004 10:24 AM

Yukiさん、こんばんは。
こちらは、ぼちぼち桜が咲き出して来ました。
日本もいい季節になって来ましたよー!
では、また。

posted by: Uehan at March 29, 2004 04:17 PM

故郷を離れて遠くにいるとなおさらそういう事に敏感になれるのでしょうか。実は私も「学び直したいなぁー」と最近強く思い始め、お金を貯める決心をしました。何年後になるやら。ご教授ください。アメリカ好きではないのに、いざ「学びたい!」となるとやっぱりどーしてかそっちを向いてしまう私はmiuさんの言うように「刷り込み」みたいなモノの影響を受けているのでしょーか(それとも単なるアホか?)。 :-P

posted by: マミタン at March 29, 2004 04:28 PM

今ニュースで、「ここイギリスでは待望のサマータイムが…」とか、いってたぞ。
ココロマチにしてる人もいるんだな。
日本で昔サマータイム決行してして失敗した過去があるらしいが、
夏への期待感の違いなのでせうか。

posted by: miu at March 29, 2004 04:32 PM

私個人的には、(さすがに戦争は体験していないが・笑)日本はアメリカに対して「追いつけ追い越せ」という思いが強かったのではないかと思っています。
日本人の根底にあるアメリカ礼賛の対極的感情(憎悪と言えよう)は、以外に根深いものだということが、911のときに分かった気がする。ああ、ワシだけじゃなかったんだ と妙な安堵感があったことは否めない。

サマータイム……、待望なのか?(笑)
町中の時計はまだ冬時間だし。(今朝、徒歩通勤の途中ナニゲに街の時計をみたら、みんな7時前で笑った)
同僚(ちゃきちゃきのコックニー訛の英人)は、昨日の夜までサマータイムになったことに気づかなかったそうな。しかも一家そろって……。毎年やってるのにね(笑)
でも、夜いつまでも明るいのは好きだな。10時まで呑んでてもまだ明るい。帰りも歩いて帰れるよ。夏は。

マミタ:学びたいと思った時が学び時。実現するといいね :)

posted by: yum at March 29, 2004 11:48 PM

自由とチャンスの国ってイメージがボク的にはありやす>USA。
しかし、
 自由→実はだらしないだけ、大ZAPPA
 チャンス→過剰な権利・主張、文句ばっか、余計なお世話好き
に成り下がっているような気が…。
最先端を走っていたつもりが、自分たちのみ取り残されていることに気づきアセりまくっている大国。哀れな気がします。
ヨーロッパが結託していじめちゃうと「わんわん」泣き出しちゃうかも。

サマータイムかぁ。ずっとこのまま時計が実際の時間より1時間遅いのならスゴく素敵な人生かも…。

posted by: gooo at March 30, 2004 09:54 AM