あれから10年...

  1. Mac
今日(正確には米国時間の20日)は、ちょうどあるできごとから10年目のアニバーサリーとなります。

今、来週のApple's Eyeの原稿を仕上げているのですが、日付を確認したところ、たまたま今日がその日だったと気がつきビックリして、背筋が伸びる思いをしています。



A Letter to Customers from Gil Amelio
December 20, 1996

Dear Apple customers:

The next chapter in Apple's history begins today.
As you may have already heard, today we acquired NeXT Software Inc. As a result, we are merging the businesses of Apple and NeXT into one operation, owned and managed by Apple. This means that, in a moment, we move to the center of the industry's developments and debates. It means we greatly strengthen our Internet, Enterprise, and software propositions. And it means we complete our commitment to deliver a truly modern operating system to our customers.

It also means that our co-founder Steven P. Jobs, will rejoin Apple, reporting to me. I know I speak for everyone at Apple in welcoming Steve home.

13nhayashi1231pic1




投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年12月21日 | Permalink

アップルは、千載一遇のチャンスをどう生かす?

  1. Mac
仕事の遅れで待たせてしまっている方々には申し訳ないが、今日、久々に友達の松っちゃん(Matthew)とゆっくり話をした。
ベンチャーのアイディア、日本のベンチャー育成環境のこと、最近、アメリカ人の間で注目されているIT系サービスと日本人の間で注目されているIT系サービスの比較などなど....

この当たりの話題については、ここでは触れられないが、
アップル関連でもいくつかおもしろい話題が。

松ちゃんが読んだブログ記事「Information Architects」の「Get a Mac=日本版CM」への提案もおもしろい。
記事では日本人がダイレクトな比較広告などを嫌う、といった文化的背景を紹介しつつも、
現在の広告はつまらなく、Macの良さがうまく伝わりきっていないと指摘。

それよりはスティーブ・ジョブズが、Macをつくるときにタイポグラフィにこだわったといった背景もあるのだし、
Macの日本語画面表示の美しさなどを紹介した方がいいんじゃないか、といった内容:

PC: はじめまして。 私はPCです。
Mac: こんにちは。 僕はMacです。
PC: ほほー。ずいぶんと洒落たフォントをお使いですね。なんというフォントですか?
Mac: それほどでもないよ。これはゴシックというフォントだよ。
PC: そーでしたか。私たち、同じフォントを使っているのですね。
(以下、まだ続きます)

という日本語の台本も書いてあります。
実際、多くのWebデザイナーが、「自分の製作したWebページを人に見せる時、Macの方がきれいに見えるから」という理由でMacを使っているし、これはいいアイディアかも。

なお、記事はこの比較は直接的過ぎないか?と自問した後、
日本人はジョークとなるとタブーがないと、ハード・ゲイ・コメディアンのHGレイザーラモンさんなどを実例として紹介。

今日のMac話で、もう1つブログに書いておかなければと思ったのが、1月開催のMACWORLD EXPOの話題。
松ちゃん曰く、どこかで、今回のMACWORLDは、わざとビル・ゲイツが「Windows Vista」を大々的に紹介するであろう、CESの開催の直後に日付をぶつけたのだという。
MACWORLD EXPO

噂の真偽については、疑わしい部分もあるが、それでも最近、忘れかけていたあることを思い出した。

それはアップルにとって、今度の1月こそが、Windowsのマーケットシェアに追いつく千載一遇のチャンスだということ。iPod人気で、アップル社の商品全般に注目が集まり、米国では今年の春からMacBookが大ヒット。

そこへきてマイクロソフトが、開発が遅れに遅れた「Vista」を発表するのと同じタイミングで、
もし「そっちもいいけれど、こっちのOSの方は、さらに2世代くらい進んでいるよ」とMac OS X "Leopard"を提示できたら....

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年12月01日 | Permalink

アメリカで話題のMac CMが日本でも...

  1. Mac
"Hello, I am a Mac."
"I am a PC."

Mac役とPC役の小コントのようにして行われるTV CM「Get a Mac」シリーズが米国で放映されてしばらくが立つ。
最初に放映されたときは、「これってどうなんだろう?」と思っていたが、やがて、これまで声が届いていなかった層にも、Macの魅力をわかりやすく伝えたということで評判があがってきた。
次第に私も「あの広告、日本でもやればいいのに」と思うようになっていた。

だが、アップル周辺では:
ー「あれは比較広告にあたる」
ー日本では比較広告は嫌われる(という昔から言い続けられている神話)
という理由で敬遠していたようだ。

先日、アップルの服部ディレクターをインタビューしたとき、「これまでMacの魅力をちゃんと伝えきれていなかった。これからはがんばっていきたい」と語っていた。「もしかしたら日本独自のCMを始めるのか?」と期待していたんだけれど、今日、撮影のために持ち歩いていたMacBook(Intel Core 2 Duoー借り物)を開いてみてびっくり。

Tvcm

アップルExciteのページを開いたら、いきなり「Get a Mac」の日本版TV CMが紹介されていた。
なんだ、結局やるんじゃん。「Get a Mac」日本版。

話題のCMはこちらで見ることができます:
Macをはじめよう

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年11月11日 | Permalink

MacBookもIntel Core 2 Duoに

  1. Mac
Safari002_1

Intel Core 2 Duo搭載の新「MacBook」が発表されました。

新しいMacBook、果たしてどこが変わったのか。
プレスリリースによれば新MacBookは25%高速

執筆時点では、英語のリリースしかありませんが
1.83 GHz, 13-inch white MacBook, for a suggested retail price of $1,099 (US)
2.0 GHz, 13-inch white MacBook, for a suggested retail price of $1,299 (US)
2.0 GHz, 13-inch black MacBook, for a suggested retail price of $1,499 (US)
の3種類が用意され、
200GB/4200rpmのHDDも選べるようです−−これはうれしい!


MacBook Proの前例で、「公式ホームページでわかることだけがすべてではない」ことがはっきりしたので、今晩は早く寝て明日に備えます。アップルさん、発表時間を深夜前にしてくれてありがとう!(笑)

新MacBookを記念して5周年を迎えた関心空間に、久々にキーワードを追加してみました。
もちろん、そのキーワードとは「MacBook


投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年11月08日 | Permalink

Quartzアニメーションに触れよう!

  1. Mac
*一部訂正しました:
*期間は実質1日だけー>日曜まで5日間開催しています。ぜひ行ってみてください!



MOTION TEXTURE

Macの画面上に表示される流れるように滑らかなアニメーション。
その多くはMac OS X開発環境の一部として提供されている「Quartz Composer」でつくりだされている。

1つの映像と、別の映像を線でつないで、その関連を設定していくだけの簡単な操作で、
おもわず楽しくなるアニメーションをつくれるソフトだ。

このブログでも再三紹介している「未来派図画工作」のZugaさんが、このソフトでつくった素晴らしい作品の数々を「Quartz Composer Sample」として公開しているので、まだ見ていない人はぜひそちらをチェックしてみて欲しい(ただしMac OS X "TIger"以降でしか見ることができない)。

普段はMac上のアニメーションだけで終わってしまうこのQuartz Composerの世界だが、
まもなく、この素晴らしいアニメーションを自分の手で触わって、しかも対話(操作)できるという、おもしろい展示が公開される。

場所はお台場の近く「青海」の「日本科学未来館」。

広告などのCG映像制作を行うWOWという会社による「motion texture」というプロジェクトの一環だ(Zugaさんは、このWOWの一員)。

motion texture公式ホームページ

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年10月30日 | Permalink